日々の鍛錬はさぼっちゃいけない・・・
子どもの頃、私は、握力が15とかでした。
しかし、硬式テニスをはじめて数年たった頃、
スポーツテストで45以上の数値で満点をたたきだし、
「ゴリラ女じゃん・・・」「カイリキーじゃね?」と男子からひそひそ言われて
嬉しいような嬉しくないような、何とも言えない気持ちになったことがあります。
しかし、人は日々鍛錬を積むと数年後いつのまにか進化して、
多分ゴリラ並みにすごいことが起こるのです。
そんなことを思い出したのは
最近、練習をしていると
明らかに自分の耳が以前の耳とは違うものになっている感覚があるのです。
自分の吹く音もそうですが、
楽器の材質の違いなどから変化する
かなり微妙な音の差を感覚的にすぐ聴き分けられるようになってきました。
これが今まで味わったことのない不思議な感覚で、
普段の日常に溢れる音の世界をより深く感じやすくなり
現実の見え方や音楽の聴き方がより細かく変わりつつあります・・・
音というのは耳で聴いているのではなく、実際は脳で聴いていると・・・。
入ってきた音が脳内に蓄積されたデータと常に照らし合わせられ、
この動作が繰り返されるほど、脳の神経回路がしっかりしたものになっていくそうです。
だから鍛錬次第で、聴き取りというのは変化していくそう。
作曲をはじめてからというもの、
ひたすた録音して聴いて、訂正してを何時間も繰り返し、
「もうしんどい、やめたい、意味わからない・・・でもとまらない・・・。」
というドMなのかという程の
逆カッパえびせん状態の日々が多々ありました。
多分この一連の作業の繰り返しによって、
脳みその神経回路に何か変化があったとしか思えない。
脳の神経とか細胞は大人になったらどんどん消えていくから
子どものうちに勉強しなさいとかよく言われましたが、
あれは嘘だと思います。
大人になったって、突き詰めて鍛錬すれば、変わる・・・。
だからコロナで演奏しないからと言って、やはり鍛錬をさぼっちゃいけないわけです・・・
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