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丁寧に優しくゆっくり音を出すこと

いつも忙しい中、時間を作ってレッスンに通ってきてくれるSさん。

アイルランドの曲が好きで、

今日はダニーボーイと、庭の千草をメインに練習しました。





自分自身は、演奏するときに一つ一つの音を大事に吹くことが、

音色の美しさに反映されることを学び

何を吹くときもそれを心に留めています。

(気を抜くと、雑な本性がでてくるので余計に!!)



それが生徒さんにも伝わると良いなぁと思い指導しているのですが、

Sさんは片手で一つ一つの指を丁寧に動かしつつ、呼吸も意識して

とても綺麗な音を奏でてくれます。



特に小さいフルートは息を入れすぎても、減らしすぎても音程が安定しないし、

響きすぎて、出した音をごまかすことができないので

呼吸のコントロールが通常のA管より、非常に難しいと思われます・・・。



しかしSさんは、逆にこの小さいフルートで毎回練習を積み重ねてきているからこそ、

呼吸と自分の音の響きを、より意識しながら丁寧に優しく吹くことができている気がします。





音楽家の新見徳英さんの本で

『音を出すというのは、生命体を自らの手で作り出すことなのである。それは束の間の生を生きやがて宙に消えていく。小さな小さなミクロの生命体であるが、たしかに存在したのである。』

という感慨深い記述がありました。




自分の作り出した音という儚い生命体だからこそ

大事に、丁寧に優しく扱い、練習を積み重ねていくことで、

この楽器の持つ特色の一つである

美しい音色の響きを、自分で生み出して味わえる演奏ができるようになってほしいと思います。











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